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2008-06-04 (Wed)

何もかもが値上がり

暮らしを取り巻く様々な物の値段が、連日のように値上がりしたと伝えられています。

ここ数日目立つのが、家庭用バターの品薄状態のニュース。
2006年に牛乳が生産過剰になり、1,000トンもの牛乳が廃棄処分になったことが話題になりましたが、そのため酪農家は生産調整を迫られ、減産傾向にあった。そこへきて中国やロシアなど新興国での需要が加速、オーストラリアが干ばつのために世界的な乳製品の価格高騰などで、食品メーカーが輸入バターから国産バターに切り替えた。日持ちの良いバターは、牛乳、生クリーム、チーズを作った後の余った生乳で作られるので、減産の流れの中で、最後にしわ寄せが来たのが国産の家庭用バターなのだとか。
僕はバターを使って料理をすることもないので、今のところ困ってはいないですけどね。

そして今日、ガソリンの小売価格がリッター当たり170円を突破したと伝えられていました。
世界的な原油価格の上昇は、おそらく高止まりのままなんでしょうね。原油価格が高いと、バイオエタノールの需要が高まり、原料であるトウモロコシの値段が跳ね上がる。すると、飼料代の値上がりで打撃を受けるのが畜産業、酪農業。肉の値段が上がる。食料品などの原材料費だけでなく、ガソリン代のせいで輸送コストも急騰し、さらにいろいろな物へと波及していく。

インフレの無間地獄。
日本はいつの間にこんなに住みにくい国になってしまったのだろう。

 

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