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2007-12-18 (Tue)

みゆき節初体験

中島みゆきのコンサートに行ってきました。場所は有楽町の国際フォーラム・ホールA。

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え? 僕って中島みゆきとか聴く人だったっけ? いいえ、まったく聴いたことがございません。曲もドラマの主題歌になったものとか「プロジェクトX」くらいしか知りません。なぜそんな僕に白羽の矢が立ったのかはわからないけれど、せっかくのお誘いなのでお受けしました。お話をもらったのが先月のことで、少しくらい予習をして行ったほうが楽しめるんじゃないかと、CDをレンタルしようと思っているうちに当日になってしまい、結局聴かずじまい。ファンの人に怒られそう。

6:30pm。会場が暗くなり、真っ赤なフラメンコの衣装のようなドレスで登場するや、いきなり腕を組んで観客をひと睨み。威圧してるのか? はじめのうちは声が不安定な感じがして、何やら“そっくりさん”が出て来たのかと思ってしまいました。歌が終わり、第一声。

「こんばんはぁ〜〜」

・・・・・腰砕け。自分でも“歌と喋りがまったく違う”とか“二人の人格”と言っていましたけど、それにしても・・・。トークは、僕のようなファンとは呼べないような客にも馴染めるもので、なかなか楽しかったです。

曲は予想通りほとんど知りませんでした。知っていたのは『ファイト! 』と『地上の星』くらい。サビだけ聴いたことがあるのは「世界ウルルン滞在記ルネサンス」の挿入歌とドラマ「聖者の行進」の主題歌(ともにTBS系)。それから、ちょっと見直したのがTOKIOに提供した『宙船』。今回コーラスで参加していた宮下文一という人がTOKIOに渡したデモテープを吹き込んだそうなのですが、その彼が1コーラス目を歌ったんです。格好良かったんですよ、これが。カラオケで歌ってみたくなりましたよ。

全体を通して感じたのは、彼女が個性と美意識に裏打ちされたスター然としたカリスマ性と、庶民感覚の親しみやすさをわきまえていること。
それといろんな面で「持て余してる」と思わせるところ。それは表現意欲であったり声であったり。とくに声は、いろんな音色を使い分けることができるが故に、持て余してしまっているように見えましたね。
かつては“ニューミュージック”なんてジャンル分けをされていたと記憶していますが、そんなんじゃ括れない。“中島みゆき”というジャンルを確立したアーティストだと思いました。
なぁ〜んて、ファンの人にマジで怒られそう。

 

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